ブラウザって何?

投稿日時:2017年9月13日 タグ:

ブラウザって何?

ブラウザ≒インターネットと言っていい程、皆さんの身近なものです。世界中で一番使われているソフトウェアかもしれません。
簡単に言うと「ホームページ(*1)を見るためのソフト(アプリ)」となります。(*2) これらを総称してブラウザと呼びます。
ですので今、皆さんが見ているこの記事もブラウザを通して見ている事になります。 (^^)

ブラウザは色々な会社(個人もいます)が開発しています。
表示速度や新機能搭載などで各社差別化を図っていますが、基本的な「ホームページを見る」の部分に違いはありません。

ブラウザには必ずと言っていいほど URL を記載する欄があります。 URL とはそのホームページを指し示すアドレスです。
例えば http://www.mco.ne.jp/ 等のように表します。

(*1) ここでは右記の言葉を同等としますが厳密には異なります。 ホームページ、Webページ、Webサイト
(*2) 厳密には ホームページだけでなく、他のサービスにもアクセスできますがここでは割愛します。

ブラウザの種類とバージョン

パソコンやスマホには最初からブラウザが搭載されています。
そのまま使うことはもちろん可能ですが、お好みにより別のブラウザを使う事もできます。
また、同じブラウザでもバージョンが異なると少なからず機能や操作性が変わったりもします。
ここではメジャーブラウザを紹介します。


InternetExplorer と Edge (Microsoft)


Windows で有名なMicroSoft社のブラウザです。
InternetExplorer の後に作ったのが Edge というブラウザです。
InternetExplorer は IE と言ったりもします。
Windows パソコンの標準ブラウザとなっているので使っている人も多いと思います。

特徴は何と言っても 「Windowsに最初から入っている」ではないでしょうか。また Edge に関しては Apple社が開発した HLS(HTTP Live Streaming) に対応しているのも特徴です。これは動画を配信・視聴するための仕組みで、先日の iPhone8/X の発表も Edge で観ることができました(Chrome や Firefox は HLS 未対応)

ブラウザにはバージョンがあり、 IE10 → IE11 → Edge と変化してきました。
IE はあまりにも独自機能に走りすぎたためホームページ制作側から嫌われてしまい、IE のバージョンアップという流れを捨て、Edgeという別物のブラウザを開発しましたが、時既に遅しで他のブラウザにシェアを奪われているので苦戦している感じがします。とは言え、Microsoft社はOS製品である Windowsの開発元でもあるので「標準ブラウザ」として搭載できるのは有利に働いています。


Safari (Apple)


Apple社が開発しています。Mac パソコンや iPhone, iPad 等、Apple社の製品の標準ブラウザは全て Safari となっています。

特徴は何と言っても「Apple製品は全て同じ操作感覚で使える」ことです。


Chrome (Google)


Google社が開発したブラウザです。
後発ながらシェアは高いです。
Android版や iOS 版もあります。

よく言われている特徴は「動作が軽い」です。確かに軽いのですが、拡張機能を多く使ったりしばらく使い続けていると重くなってくる気も筆者はしています。また、Google社製なので「Googleの他のサービスとの愛称がいい」というのもあります。現在の私のメインブラウザとなっております。


Firefox (Mozilla Foundation)


Mozilla Foundation という所が開発しています。オープンソースという管理体制で誰でも(その気になれば)改造することができます。
個人的にも使っています。

特徴としては「バランス力」を挙げたいと思います。初心者から上級者まで幅広く使えてカスタマイズ性も高いです。


なんで色々な種類があるの?

Webページは HTML という規格に沿って作られた文字データです。その文字データを読み取って画面表示するプログラムを作ればそれはブラウザとなります。当初は利便性の為に作られていましたが、インターネットが巨大化するにつれ、巨額ビジネスが絡んできたためです。 例えば Google社は検索に自社を使ってもらいたい(広告で儲けがでるから)ので当時、シェアが高かった Firefox の標準の検索エンジンを Google にしてもらうことで Firefox の開発元に巨額のお金を支払っていたのです。Google も「沢山払うぐらいなら自分達でもっといいものを作ってブラウザのシェアを獲得しちゃえば払わなくていいじゃん!」となってできたのが Chrome です。

Apple社に関しても全て自社製品で支配したいのでブラウザもよそ者(!?)が作ったものより自社の方が何かと都合が良いのです。

このように「標準のブラウザをどれにするか?」はインターネットの覇権争いに大きなアドバンテージとなるのでブラウザ戦争と呼ばれたりします。

 

他のブラウザを使うには?

Windows パソコンには Edge(またはIE) が入っているはずです。Mac パソコンなら Safari が入っています。ニワトリ卵問題のようですが、他のブラウザを使うにはブラウザからそのプログラムをダウンロードしてくる必要があります。
ですので、

Edge ブラウザを起動 → GoogleChrome のホームページを検索・表示 → Chrome をダウンロード → インストール → Chrome が使える

となるのです。

スマホなどでもブラウザアプリをインストールすれば使えるようになります。
なので1台のパソコンに複数のブラウザを搭載することも可能となります。

で、結局どれがいいの?

 

こればっかりは「お好み」となります。
個人的には最近、 Firefox から Chrome に乗り換えました。 Apple社愛好家なら標準の Safari

 

でもいいと思いますが、私の場合は Macパソコンにも Firefox や Chrome を入れて使っています。
Chrome に乗り換えた理由としては Google の各種サービスとの連携がやりやすいというのがあります。