ルーターのLANポートとWANポートの違い どこにケーブル挿せばいいの?

投稿日時:2016年12月14日

ルーターを購入したのはいいけど、ケーブルをどこに挿したらいいですか?何か同じようなのがたくさんあるんだけど?との問い合わせが何度かありましたので、違いについて簡単に説明します。

結論から先に申しますと、LANポートはPCなどを接続する差込口、WANポートはインターネット回線を接続する差込口です。

LANとは

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LANとは「Local Area Network」の略で、社内ネットワークや家庭内ネットワーク等の限定された範囲でのネットワークの事を指します。ネットワークを構築することで、PC同士でデータの共有が出来たり、1台のプリンタを複数のPCで利用できるようになります。LANケーブルを使わず電波を使う方式を無線LANと言います。

WANとは

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WANとは「Wide Area Network」の略で、遠く離れた場所とつながったネットワークのことです。インターネットもWANの一つです。WANと接続する方法には光ケーブルや電話回線、スマートフォンで利用されているLTEなどがあります。

そもそもルーターって何?

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ルーターとは、2つ以上の異なるネットワークを中継するための機器です。ルーターがあることで、複数のPCが同時にインターネットに接続できたり、LANポートに接続しているPC同士で通信ができるようになります。無線ルーターならケーブルをつなぐ必要もありません。

ルーターと似た機器でHUB(ハブ)というものがありますが、HUBにはLANポートに接続している機器同士を通信できるようにする機能はありますが、LANとWANを中継する機能はありません。そのため、HUBだけでは複数のPCで同時にインターネットに接続することはできません。

以上のように、WANとLANの違いを理解できればどこにケーブルを挿せばいいか迷わなくなるかと思います。

※ルーターのメーカーによってはWANポートの事をInternetポートと表記している機器もあります。