はじめに・・・・
コンピュータが通信に使用するプログラムを識別するためのポート番号です。
1~65535番まであり、通信するために利用されています。
このポート番号を利用して、悪意あるユーザーからこれから行おうとしている
攻撃のための調査として、ポートスキャンを利用しています。
ポート番号ついて詳しくは以前紹介した記事にも説明が載っています。 ポート番号とは
ポート番号の種別
WELL KNOWN PORT NUMBERS(ウェルノウンポート番号)
0番~1023番
WELL KNOWN PORT NUMBERSは、 使用目的が定められたポート番号であり、
Internet Assigned Numbers Authority (IANA)が管理しています。
代表的なポート番号として80番HTTPポートがあります。
普段、私たちがブラウザーでWEBを閲覧する際に、利用しているポート番号です。
REGISTERED PORT NUMBERS(登録ポート番号)
1024番~49151番
IANAが登録を受け付け、インターネット上に公開しているアプリケーションごとにポートが
割り当てられているポート番号です。
代表的なポート1433番はMicrosoft SQL Serverがアプリケーションとして利用しています。
DYNAMIC AND/OR PRIVATE PORTS(ダイナミック/プライベートポート番号)
49152番~65535番
誰でも自由に使用できるポートとして開放されています。
ポートスキャンとは??
ポートスキャンはコンピュータやサーバー・ルーターなどのネットワーク機器に対して、
接続できるサービスを探り、解放されているポート番号を調べる行為です。
つまりポートスキャン自体は問題ありません。
ですが、悪意のあるユーザーが外部からシステムに接続して攻撃する際、
まず初めに行われるのは「ポートスキャン」です。
窓口に例えてみると、
1番窓口:閉鎖中
2番窓口:解放中(ガードマンなし)
3番窓口:解放中(ガードマンあり)
というように、各窓口を確認していき、空いている窓口から不法侵入を企てます。
コンピュータも同じように、悪意あるユーザーは開いているポート番号が見つかると、
そのポート番号を通じて接続を試みて、成功すると攻撃を始めます。
ポートスキャン対策として
有効的な手段として、まず、セキュリティ対策ソフトや、ファイアウォールなどの通信機器を活用して、
利用していない不必要なポート番号は解放しない。
ほかには、OSやアプリケーションソフトのバージョンを常に最新の状態か確認してみてください。
最後に、
悪意あるユーザーから身を守るためにも、ポート番号の仕組みを説明しました。
今一度セキュリティ対策ソフトや通信機器のアップデートを行ってみてください。
みなさんのセキュリティ対策の一つとして参考になれば幸いです。