外出先でフリースポットWi-Fiを利用する場合に気をつけるべきこと(2)

投稿日時:2020年12月11日

こんにちは。

皆様は、飲食店や交通機関などでフリースポットWi-Fiを利用していますか?
モバイル回線の通信量を節約できるため、重宝している方もいらっしゃるかと思います。

以前、「外出先でフリースポットWi-Fiを利用する場合に気をつけるべきこと」という記事で、
クレジットカード決済など、こういう通信は控えた方が良い!ということを紹介しました。

今回は、以前とは異なる対策を紹介してみたいと思います。

 

1.盗聴対策

「盗聴」とは、通信内容をのぞき見することです。
Wi-Fiで通信するデータが暗号化されていないと、盗聴されるリスクは大きくなります。

盗聴されるリスクを減らすため、暗号化されていないWi-Fiの利用は避けましょう。
暗号化されているかどうかは設定アプリのWi-Fiの項目から確認できます。
以下のAndroidスマホの例では、暗号化されたWi-Fiには鍵マークが付いており、暗号化されていないWi-Fiには鍵マークが付いていません。

 

ただし、古い暗号化方式の「WEP」は解読されやすいので、「WPA2」または「WPA」で暗号化されたWi-Fiを利用するようにしましょう。
Wi-Fiの暗号化方式も、設定アプリのWi-Fiネットワークごとの設定画面から確認できます。
以下のAndroidスマホの例のように、暗号化方式が「WEP」の場合はそのWi-Fiは使わないようにしましょう。

 

2.なりすましWi-Fi対策

なりすましWi-Fiとは、悪意のある人物が設置した、正規のフリースポットWi-FiになりすましたWi-Fiです。
一度接続してしまうと、利用者の通信は悪意のある人物のパソコン等を通るため、盗聴される可能性が高くなります。

正規のWi-Fiとネットワーク名が同じ、または似ています。
ネットワーク名が正しいか確認してから、フリースポットWi-Fiに接続するようにしましょう。
同じネットワーク名が複数存在する場合は、なりすましWi-Fiが存在する可能性が高いため利用を避けましょう。

また、上記のWi-Fiネットワークごとの設定画面の例のように、自動接続の設定はオフにしましょう。
自動接続がオンになっていると、自動的になりすましWi-Fiに接続してしまう可能性があります。

 

最後に

いかがでしたでしょうか。
以上のように、お持ちのスマホなどの設定を確認することでフリースポットWi-Fiの危険性を抑えることができます。

フリースポットWi-Fiを利用される方は、是非、今回紹介した対策を行ってみて下さい。