以前、『無線LANの5Gと2.4Gの違い』を紹介しましたが、
「無線LANの2.4GHzは使えるけど、5GHzが使えない!」
スマホやPCが5GHzに対応していても、このような現象が起こる場合、
原因は、気象レーダーなどのレーダーが関係しているかもしれません。
5GHzのWi-Fiとレーダーの関係
5GHzの「Hz(ヘルツ)」とは、周波数の単位です。
下図のように、5GHzのWi-Fiが使用する周波数は、チャンネルで分けられています。
5GHzの周波数は、レーダー(気象レーダーなど)でも使われており、
「5GHzのWi-Fi」と「レーダー」が、干渉しないようにする「DFS」という機能があります。
「DFS」とは
例えば無線ルーターが52chで通信中の時、同じ周波数のレーダー波を検出すると、
「DFS」が働き、52chから別のチャンネルに切り替えます。
この時に、2.4GHzのWi-Fiは使えるけど、5GHzのWi-Fiだけ使えなくなる事があるようです。
ちなみに「DFS」の正式名称は、Dynamic(動的) Frequency(周波数) Selection(選択)となります。
DFSの影響を避ける方法
DFSの影響を避けて、5GHzのWi-Fiを利用する方法の1つとして、
無線ルーターに、36ch~48chを使うように設定をすれば、DFSの影響を避けることができます。
チャンネル設定の方法は、無線ルーターのメーカーによって異なるので、
設定する場合は、お持ちの無線ルーターのメーカー・型番を確認して調べてみて下さい。
最後に
周波数、チャンネル、DFSなど、難しい話になってしまいましたが、
最後まで読んでいただきありがとうございました。