無線LANの5GHzが使えない時は・・・

投稿日時:2019年3月13日

以前、『無線LANの5Gと2.4Gの違い』を紹介しましたが、

「無線LANの2.4GHzは使えるけど、5GHzが使えない!」

スマホやPCが5GHzに対応していても、このような現象が起こる場合、

原因は、気象レーダーなどのレーダーが関係しているかもしれません。

 

5GHzのWi-Fiとレーダーの関係

5GHzの「Hz(ヘルツ)」とは、周波数の単位です。

下図のように、5GHzのWi-Fiが使用する周波数は、チャンネルで分けられています。

5GHzの周波数は、レーダー(気象レーダーなど)でも使われており、

「5GHzのWi-Fi」と「レーダー」が、干渉しないようにする「DFS」という機能があります。

「DFS」とは

例えば無線ルーターが52chで通信中の時、同じ周波数のレーダー波を検出すると、

「DFS」が働き、52chから別のチャンネルに切り替えます。

この時に、2.4GHzのWi-Fiは使えるけど、5GHzのWi-Fiだけ使えなくなる事があるようです。

 

ちなみに「DFS」の正式名称は、Dynamic(動的) Frequency(周波数) Selection(選択)となります。

DFSの影響を避ける方法

DFSの影響を避けて、5GHzのWi-Fiを利用する方法の1つとして、

無線ルーターに、36ch~48chを使うように設定をすれば、DFSの影響を避けることができます。

 

チャンネル設定の方法は、無線ルーターのメーカーによって異なるので、

設定する場合は、お持ちの無線ルーターのメーカー・型番を確認して調べてみて下さい。

 

最後に

周波数、チャンネル、DFSなど、難しい話になってしまいましたが、

最後まで読んでいただきありがとうございました。