はじめに
最近はパソコンなどを中心にフラッシュメモリーを利用したSSDが普及していますが、
たまに、ノートパソコンやタブレットなどを見ているとeMMC搭載と記載されている機種があります。
eMMCとは?
eMMC(embedded MultiMediaCard)とは、フラッシュメモリーを
基本としたストレージのことで、SSDと同じように使用している
ことから、類似している部分が多いです。
SSD | HDD | eMMC | |
---|---|---|---|
速度 | 速い | 遅い | やや速い |
容量 | やや少ない | 多い | 少ない |
値段 | やや高い | 安い | 高い |
サイズ | 大きい | 大きい | 小さい |
eMMCの処理速度は一般的にHDDより速く、SSDより遅い丁度中間の位置に属しています。
パソコンの起動についてはSSDには及ばないものの、eMMCで起動する分には快適な速度が出ます。
eMMCの容量について、最大128GBですが多くの場合32GBか64GBが主流で多くはありません。
ですが、eMMC搭載のノートパソコンには、外部メモリーカードのmicro SDなどのスロットを設けたり、
DropboxやGoogleドライブなどのクラウドサービスなどを利用して大容量のデータをカバーしていることが多いです。
eMMCの価格としては、容量が小さいですが1GBあたりに換算するとSSDより金額は高くなっています。
eMMCの魅力として、一番はコンパクトさがあります。
フラッシュメモリーのSSDよりも一回り小さく設計されており、タブレットやノートPCなどに利用されています。
eMMCはSSDなどと比べて消費電力も少なく持ち運びするタブレットやノートPCの
消費電力を抑える目的で利用されています。
注意点としては、サイズが違う為、SSDやHDDとeMMCを交換してノートPCやタブレットに
利用することはできないようになっています。
最後に・・・
利用目的にあわせて、タブレットやノートパソコンを購入する際に参考にしていただければ幸いです。