eMMCとは?SSDとの違いって何?

投稿日時:2020年5月27日

はじめに

最近はパソコンなどを中心にフラッシュメモリーを利用したSSDが普及していますが、
たまに、ノートパソコンやタブレットなどを見ているとeMMC搭載と記載されている機種があります。

eMMCとは?


eMMC(embedded MultiMediaCard)とは、フラッシュメモリーを
基本としたストレージのことで、SSDと同じように使用している
ことから、類似している部分が多いです。

SSD HDD eMMC
速度 速い 遅い やや速い
容量 やや少ない 多い 少ない
値段 やや高い 安い 高い
サイズ 大きい 大きい 小さい

eMMCの処理速度は一般的にHDDより速く、SSDより遅い丁度中間の位置に属しています。
パソコンの起動についてはSSDには及ばないものの、eMMCで起動する分には快適な速度が出ます。

eMMCの容量について、最大128GBですが多くの場合32GB64GBが主流で多くはありません。
ですが、eMMC搭載のノートパソコンには、外部メモリーカードのmicro SDなどのスロットを設けたり、
DropboxやGoogleドライブなどのクラウドサービスなどを利用して大容量のデータをカバーしていることが多いです。

eMMCの価格としては、容量が小さいですが1GBあたりに換算するとSSDより金額は高くなっています

eMMCの魅力として、一番はコンパクトさがあります。
フラッシュメモリーのSSDよりも一回り小さく設計されており、タブレットやノートPCなどに利用されています。
eMMCはSSDなどと比べて消費電力も少なく持ち運びするタブレットやノートPCの
消費電力を抑える目的で利用されています。
注意点としては、サイズが違う為、SSDやHDDとeMMCを交換してノートPCやタブレットに
利用することはできないよう
になっています。

最後に・・・

利用目的にあわせて、タブレットやノートパソコンを購入する際に参考にしていただければ幸いです。