インターネット通信の速度を表記する時、
Wi-Fiルーターの場合「最大300Mbps」、フレッツ光回線の場合「最大1Gbps」のように表記されています。
今回は通信速度の単位「bps(ビーピーエス)」について説明します。
「bps」とは
「bps」とは「bit(ビット) per(~あたり) second(秒)」の略です。
例えば8bpsは「1秒間に、8bit(ビット)のデータを流せる」ことを表します。「bit(ビット)」とはデータの量を表す単位です。
1M=1,000,000、1G=1,000,000,000なので、
300Mbpsは「1秒間に、300,000,000 bit(ビット)のデータを流せる」、
1Gbpsは「1秒間に、1,000,000,000 bit(ビット)のデータを流せる」ことを表します。
「bit(ビット)」と「B(バイト)」の違い
データの量を表す単位として、「bit(ビット)」の他に「B(バイト)」があります。
8bit(ビット)=1B(バイト)なので、
例えば、8Mbpsの通信速度で1秒間に流せるデータ量は、約1MBで、
8Mbpsで1GBのデータを流すのにかかる時間は約17分となります。
光回線の通信速度「1Gbps」について
NTT西日本・東日本が提供するフレッツ光の最大速度は「1Gbps」ですが、
実際にパソコンやスマホで速度測定を行うと、
1Gbpsを計測することはできません。
1Gbpsは「技術規格上の最大値」であり、
下記のような原因により、実際の速度は1Gbps未満となります。
・光回線は複数の利用者で共有されていること
・利用者宅内の環境:ルーターやパソコン、スマホなどの性能や劣化具合も
通信速度に影響します。
また、速度測定サイトによっても、測定結果が大きく変化します。
ストレスなくインターネットを利用できていても、速度測定結果が数Mbpsになる場合もあります。
最後に
大容量データ通信が必要なサービスが増えていることや、5Gのサービス開始など、モバイル通信の高速化が見込まれることから、
来年度からNTT西日本・東日本が、通信速度が最大10Gbpsの光回線サービスの提供をスタートします。
利用できるのは、東京23区の一部と大阪市と名古屋市に限られていますが、
提供エリアは徐々に拡大していくと思いますので、速い通信速度を求めたい方は検討してみてはいかがでしょうか。