インターネットの未来(どう変わっていく?)

投稿日時:2020年9月14日

インターネットの世界は、日々目まぐるしく変化しています。
数年前には存在しなかったサービス、製品が市場に出回っている状況です。

今後数年以内で起こるであろう変化について考えてみたいと思います。

※注目のキーワード(ビッグデータ・IoT・AI・セキュリティリスク)※

 

ビッグデータ

ビッグデータとは:一般的なデータ管理・処理ソフトウエアで扱うことが困難なほど巨大で複雑なデータの集合を表す用語である。

これまで扱うことが困難だった大量で多様なデータを蓄積し、解析する仕組みがIT技術の進化により実現してきました。
これがビッグデータと言われています。
今現在もデータベースなどを使用して大量のデータを扱うことができますが、それを遥かに超えるデータ量がビッグデータと言われています。

たとえば、個人の行動パターンを今まで以上に詳細に解析することができるようになります。これらの解析結果はマーケティングやコスト削減など様々な利用が考えられます。

このビッグデータですが、IoTの普及により活用の場が一気に広がり、経営戦略などに欠かせない情報源として活用されています。
また、ビックデータを持っている企業や収集できる環境が整っている企業の価値がますます上がっていくでしょう。

 

 

IoTInternet of Things

IoTとはモノのインターネットと言われています。あらゆるモノがインターネットに繋がる世界がIoTです。

身につけるものはもちろん、今まで考えられなかったものがどんどんネットワークに繋がるでしょう。
IoTでいう「あらゆるモノ」とはまさに全てのものであり、例えば冷蔵庫電子レンジなどの家電製品
や椅子などの電子機器以外の家具、服までもが対象となっています。

このようにIoTが普及することで常にオンラインの状態となり、調べたいことがすぐに情報が手に入るようになっていきます。

例えば冷蔵庫や電子レンジではレシピを検索することが可能になります。
検索の他にも、インターネットで行動パターンなどの情報を蓄積し、あなたに合ったレシピやおすすめの食材などを
提案してくれるサービスも考えられます。

さらにIoTにより様々なモノからデータを収集することでビッグデータにも活かされるでしょう。

個人でIoTを利用するだけでなく、ビジネスの場面でもIoTは欠かせないものとなっていきます。
実際に、車とインターネットを繋げて事故割合などのデータを蓄積し、車両保険に反映するといったサービスも生れています。
この他にもマーケティング戦略の情報源として利用されています。

 

 

AIArtificial Intelligence):日本語では人工知能

AIの利用が一般的に普及していくことが予想されます。
業務でもAIが得意な部分をいかに切り出して効率よく仕事を進めていくかが鍵になってくるでしょう。

さらに、IoTで収集したビッグデータをAIにより解析することで複雑で高度なデータ解析ができるようになります。

 

 

セキュリティリスクの増大

IoTが普及して、あらゆるものがネットワークに繋がっていくことは、情報漏洩のリスクも増大していくことに繋がります。
セキュリティ被害はより重大なものになるでしょう。

常にオンラインでネットワークに繋がっているということは、反対にいつでも外部から繋がる事が出来るというリスクがあるわけです。
さらに、小さなモノの場合、パソコンなどと異なりセキュリティ機能を十分に搭載できない製品も世の中に普及する可能性があります。

IoTの普及、ウェアラブルデバイス※の普及により個人情報を守ることが困難になっていきます。
また、セキュリティ機能が搭載された製品はコストがかかるため一般的に高価になり

富裕層や発展した国のみ個人情報を保護できるようになっていく可能性があります。

 

※ウェアラブルデバイスとは
腕や脚、頭部など、身体の一部に装着するコンピュータのこと。ウェアラブルコンピュータとも呼ばれる。
パソコンやスマートフォンのように「持ち運ぶ」のではなく、「身に着ける」ことで利用することができる。

 

 

インターネットによりもたらされる将来

インターネットに繋がることは特別なことではなく、社会インフラとして必須のものとして普及しています。
そのような世の中になった場合、どういったことが考えられるでしょうか。

※※注目キーワード(教育・医療分野・交通分野)

 

 

教育が行き届く

インターネットがあらゆるモノに繋がるようになれば、テキスト、動画などで教育を受けることが世界中で可能になります。
貧しい国はもちろん、どの国にいても世界中の教育を受けることが可能となるため、学校の制度も変わっていくでしょう。

 

 

医療分野

身につける時計や服などからデータを収集し、ビッグデータとして解析することで医療も発展していくと考えられます。
また、治療に関しても病状の早期発見が可能になるようになるでしょう。

 

 

交通分野

大量のデータを高速に通信できるようになれば、自動運転が普及します。
また、ビッグデータの活用により渋滞も解消されることが予測されます。

 

 

まとめ:

全てにものがインターネットに接続され、全てのものが常にオンライン状態となり、これまでとはまったく違った
世界に変わっていくでしょう。
ビックデータに蓄えられた個人情報等をAIが分析解析を行い個々の最適な情報を提供されることにより快適な日常を
おくることが可能となる時代がそこまできています。
楽しみなような、少し怖いような時代ではありますが大きな期待を持ちたいです。

インターネットは生きていくために必要なインフラとなっていきます。